バス

東名高速 バス事故 中央分離帯構造の問題について緊急整理

6月10日7時29分頃、東名高速上り線の新城パーキングエリア(PA)付近で、中央分離帯を飛び越えた乗用車と観光バスが正面衝突し、乗用車の運転手が死亡、バスの乗務員・乗客の多くが負傷した。

●現段階で判明していること
・乗用車走行側の中央分離帯は、追越車線とガードレールの間に幅1~2mのり面がある。
・のり面はガードレールに向いて上っており、角度をつけて乗り上げるとジャンプ台のように作用する。
・ガードレールに大きな損傷は見られないことから、のり面を上った車が空中に舞い、対向車線に飛び越えたと見られている

●中央分離帯構造を問題とする記事
自動車評論家の国沢光宏氏が中央分離帯構造の問題について踏み込んだ記事を書いており、物議を醸している。
国沢氏はこのような欠陥構造となっているのに、放置されていたことを問題視されている。

クルマが宙を舞って原因は中央分離帯の管理ミスか?
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170610-00071946/

バス事故、乗用車が宙を飛んだ原因は中央分離帯の構造。全国の高速道路を早急に点検すべき
https://news.yahoo.co.jp/byline/kunisawamitsuhiro/20170611-00071962/

●当方の知見
当方で気づい たことをまとめる。中国道に、同様のカーブ区間で追越車線とガードレールの間隔が空いていながら、土のり面でなくフラットなコンクリート張りとした箇所がある。

桜塚やっくんが2013年に事故死した現場だ。(写真は上り車線だが、事故のあった下り車線も同じ構造)
開通は、東名高速は昭和44年、中国道は5年後の昭和49年であり、中国道の構造は、車両ジャンプを防止する改良型である可能性がある。

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裁判沙汰になった場合、車両ジャンプの可能性から東名高速の構造を問題とする認識があったか否かが争点となるだろう。

バスの屋根構造がこの十数年の間に強化されたことは確かだ。
事故被害車両はECE基準R-66ロールオーバー対策をクリアーし、80cm下の畑のような場所に横転した際の生存空間を確保できるとされている。加わる外力は車両総重量(15トン)が屋根全体にゆっくり均等に加わる。
今回の事故は1.5トン程度の乗用車が相対速度200キロ以上でピラー2スパン程度の狭い範囲に衝突しており、数十トンに相当する力が集中して作用していると思われる。おそらく設計より1ケタ大きい力が作用している。

屋根もピラーも持たなかったはずだが、不幸の中で非常な幸運があった。
乗用車が飛来した屋根にクーラーユニットが載っていたことだ。頑丈な機械配管構造物のため、飛び込んできた乗用車の車体・部品がバス車内に侵入すことを身を挺して阻止したのだと思う。

なお以上の見解は、現行のロールオーバー設計基準を否定するものでない。

●どう対策すればいいのか
比較的見掛ける意見として、「スピード違反が原因であり、こういう輩のために道路の保安設備を厳重化することはコストが掛りすぎて必要無い」というものがある。

発生原因を封じ込めれば解決するという論法は、福知山線の速度超過による脱線事故の直後に言われていたことと同じである。この意見は、車両側でも衝突対応をいくらか行う方針が示されてから、一瞬で影を潜めた。
システムエラー、ヒューマンエラー、地震等により車両の走行中脱線は起こり得るものと考え、対策として自動車ほどの衝突安全性能までいかなくても車体構造に衝突想定を採り入れる。コストの掛らない対応は惜しまずに採り入れ、座席端部に乗客をホールドするパネルを設置、吊皮が細いため大きなGがかかると握りしめた指の圧力が限界を超えて放り出されてしまう現象を緩和するため吊皮を太くした。

このように、鉄道ですら多重に安全を守ることが常識となっている。不確定要素の多い自動車の安全確保では、鉄道以上の多重化が必要なはずだ。

●結論
道路交通では無違反走行をしていても、突然のパンク、発作、違反走行車による追突などで車線を逸脱することはあり得る。
進行方向の車線の範囲内で処理出来れば速度差が小さく抑えられ、現代の車両であればきちんとシートベルトを締めいれば、ほぼ生存は確保できる。従って、対向車線への逸脱防止を最優先として、道路保安設備は設計・設置されるべきである。

レアケースとして軽視せず、今後は同様な事故が起こらないように道路管理者は務めるべきであろう。

責任主義により誰かを悪者に仕立て、そこで思考を止めて対策を行わないのが最もまずい。自身や家族がこの事故のような過酷な状況に置かれ、無対策に気付いた時はもはや手遅れだ。
非常に確率の低い「悪魔の貧乏くじ」というものについて、これを根絶する努力を惜しまない人、根絶に注意も払わない人、根絶を進める人たちの足を引っ張ろうとする人、すべてに等しくリスクが降りかかる社会システムが最大の問題かもしれない。

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南越バス停周辺風景

役所広司の主演・監督の長崎バスCM、長濱ねる(欅坂46) の「また会ってください」MVの、いずれも長崎県出身の方々の映像作品のロケ地に起用され、ちょっとブレイク中の南越バス停。世界文化遺産の軍艦島が見渡せる海辺のバス停ということで、今後の「活躍」が期待されるところ。
前々回に写真を紹介したが、スキャン済みの周辺風景があったので追加する。映像作品で紹介されている以上に、風光明媚な場所であることがお分かりいただけると思う。いずれも1985年8月15日の撮影である。

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高浜~南越間。左上に見える砂浜が、「また会ってください」MVのロケ地の一つとなった高浜海水浴場。

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南越の南。右手に軍艦島があるが、28ミリレンズでも入れきれず、陸部を優先したアングルとした。

なお、いずれのフィルムも、イーストマンコダックのコダクローム(KR64かPKR64かは未確認)を使用している。どこまで彩度を上げられるか、限界近くまで補正をかけている実験的な画像である点はご容赦願いたい。

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「あさが来た」 ラッピング電車・バス

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2015年後期NHK連続テレビ小説「あさが来た」の放送が、好評のうちに終了した。平均視聴率23.5%は朝ドラとして今世紀最高、1話最高視聴率27.2%を記録した。

放送開始から4カ月近い1月24日より、番組にちなんだラッピングを車体に施した電車・バスが大阪市内で運行を始めた。大阪市交通局の地下鉄四つ橋線と、バス88号系統(大阪駅前~天保山)・60号系統(なんば~天保山)の各ルートを運行している。
当初は番組最終回の4月2日(土)までで運行終了とされていたが、好評につき5月7日(土)まで延長となることが大阪市交通局から3月24日にアナウンスされた。延長に伴い、車体の放送時間の表示は、本放送のものから、「あさが来た スピンオフ 割れ鍋にとじ蓋」(4月23日放送)と「あさが来た 総集編」(5月5日放送)に更新されている。

デビュー当初に撮影しそびれてしまい、年度末は多忙なので4月に入ってから2日勝負と考えていた。延長が決まり5月初旬まで時間があると悠長に構えていたところ、気が付いたら終了まで1週間を切ってしまい、大型連休を利用して慌てて撮りまわった。

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地下鉄は1日中運用されているかと思いきや、夕方から出庫することもあった。一度出庫すると約50分サイクルで線内を単純に往復するので、比較的捕まえやすい。

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「加野銀行」のエントランスにあさ夫婦がお出迎えというコンセプト

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ラッピングは4号車のみ。車内は他車と特段の変化は無く、広告ジャック等はされていない

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扉を閉じるとこんな感じ

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波瑠の直筆サイン入り。西梅田方・
東面扉の脇1カ所のみ

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バスは日野ハイブリッド車。プリウスと共通のニッケル水素電池を搭載する。大阪市営バスの青帯をまとった低公害バス(ハイブリッド車、CNG車)としては、初めてのラッピング車らしい。なお、「純と愛」のラッピングバスは三菱ふそうの一般型(緑帯)だった。

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運転席側と後面はドラマのモデルとなった「加島屋と広岡浅子展」(大同生命本社)のPR。

「加島屋と広岡浅子展」については以前 「あさが来た」 ロケ地とゆかりの地 で紹介した。 好評につき2016年9月30日まで延長されている。

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波瑠の直筆サインが扉に書かれていたため、停留所停車時には開扉によって見えなくなる。ファンの間では撮影のハードルが高いと評されていた

肥後橋脇の大同生命本社ビルをバックに撮影。ビルが縦長なのに加えて、晴天だと逆光になり阪神高速の高架や一般車なども邪魔する。何とか撮影できたので掲載する。

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海遊館をバックに。平日は60号系統の運用にも入るため、梅田になかなか顔を出さない

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NHK大阪放送局制作の朝ドラの中で、同様のラッピングを行ったものを整理してみた。
 「純と愛」(2012) 大阪市営バス
 「ごちそうさん」(2013) 大阪市営地下鉄(御堂筋線)
 「マッサン」(2014) JR西日本呉線、阪堺電気軌道

「あさが来た」の主人公 あさ のモデルとなった広岡浅子が創業にかかわったとされる大同生命の本社が肥後橋脇にあることから、今回はここを経由する地下鉄・バス路線が選定されたと説明されている。これに加えてバス88・60系統は海遊館前を発着し、観光客の目に留まりやすいというアドバンテージを持っている。
バスに関しては、もうひとひねり欲しかった。市営バス62号系統であれば必須の肥後橋に加えて、大阪取引所の五代友厚像や浅子の姉 春 の嫁いだ天王寺屋(ドラマでは はつ、山王寺屋とされた)の跡がある北浜、さらに撮影スタジオのある大阪放送局の付近を経由する。番組関係者がNHK前の馬場町から利用することも期待され、話題となったかもしれない。ただ、62号系統では御堂筋・四つ橋筋の一方通行の関係で、肥後橋の通過本数が半減するデメリットもあるが。

今回は安全に考慮して、地下鉄・バスいずれも運行ダイヤは非公開となった。市営交通の案内所に問合わせれば教えてもらえるとのことで電話したところ、地下鉄については回答を受けたがバスの方は鶴町営業所に尋ねてくれとのこと。お見事なタライ回し展開となったものの、営業所に手間を取らすのも申し訳ないので、通りすがりの他のバスの写真を撮って気長に待つこととし、成果を以下に掲載する。

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大阪梅田~IKEA鶴浜のシャトルバス。運行する大阪シティバスは、大阪市交通局から一部路線を受託運行する大阪市の子会社。これは数少ない自社運行路線となる。大阪市内では珍しい通称「モヤシ」(中型車幅のロングボデー大型車)を使用しており、中古車の模様。

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以前にアップした近鉄バスのWデッカーOSAKA SKY VISTAがカラーリングを変更していた。日本では2階建てバスがロンドンバスをイメージして赤塗装が用いられることが多く、やや安直な感も。

ブログ内の前記事 オープントップバス 近鉄バス(大阪市内定期観光)

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訪日外国人客向けの周遊バス「大阪ワンダーループ」。一般社団法人One Osakaループバス推進機構が今年3月1日運行開始し、南海バスと緑風観光が受託する。バンホール アストロメガのオープントップ改造車が使用され、写真は南海車。

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長崎バス CMの地

長崎バス(長崎自動車(株))創立80周年記念のテレビCMが1月1日から長崎県内で放映されている。
地元出身の役所広司が監督・出演し、連続テレビ小説「マッサン」の楽曲を手がけた富貴晴美が作曲・編曲という、地方企業らしからぬ大盤振る舞いのCMだ。

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長崎自動車 CMギャラリー
http://www.nagasaki-bus.co.jp/recruit/businfo/lp/index.html

役所広司さん、運転手熱演 長崎バスCM、応募も期待
http://www.asahi.com/articles/ASJ1Q3PPLJ1QTOLB004.html

役所広司の初監督CM 作品が描く「俺のバス」への愛と安全への思い
http://withnews.jp/article/f0160121000qq000000000000000W02j0401qq000012915A

3編のCMの中で「南越のふたり」編に登場する南越(なんごし)バス停付近で撮影した写真があったので、紹介する。いずれも1985年8月15日の撮影である。

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南越(南行) 2220号車

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運動公園~南越間 2041号車 右上の島は世界遺産「軍艦島(端島)」

役所は諫早市出身で高校は大村市内なので上京まで長崎県営バスのエリアで生活し、長崎バスとの接点は無いはずという突っ込みはある。でも、最近は出演作品を絞り込んでいるとも言われる国内トップの俳優さんが、わざわざローカルCMに出演してくれたことは感謝の言に絶えない。

ちなみに、役所が出演した映像作品でバスの登場回数が最も多いのは、「親戚たち」(フジテレビ1985)ではないだろうか。内容とは直接ないのだが、舞台となった諫早のイメージ映像として県営バスが度々映っていた。TV放映時点で廃車済みの個体もいたが・・・

2.1追記
南越で撮影した日が「親戚たち」第7話の放送日だったことに後から気付いた。この日は精霊流しの日だが、22時のOAまでには帰宅している。
諫早出身の市川森一の脚本で、時代劇役者だった役所が初めて現代劇に抜擢され主役を務めた出世作であり、地元では高い視聴率だったはずだ。例年と比べて、精霊流し見物客の引きが早かったんではないだろうか。

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岡山市の循環バス「めぐりん」が県庁前乗入れ

今日、岡山県庁前でNHKと民放とおぼしき1局がカメラを回している。
両備バスが仰天珍バスでも運行開始したのかと思っていたら、「めぐりん」を撮っている。やけに新しい「めぐりん」のポールが立っているが、特に運行開始の張り紙があるわけでない。時刻表に改正日も入っていない。

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写真左端と中央付近で2クルーが取材中

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お知らせコーナーには何も掲出されていない

とりあえず岡山駅まで移動するのに便利なので、京橋ルートに乗ってみた。これまでは県庁裏の旭川と車道に挟まれた怪しげな所でバスを待っていたので、県立図書館前の停留所で乗れるのはありがたい。
すると車内に以下の要旨の貼り紙が。
 岡山市中心部100円均一循環バス「めぐりん」の変更について(2015.2.25より)
  ・県庁ルートを新設する。
  ・京橋ルート右回りを県庁経由に(通らなくなる内山下停留所は休止)
 八晃運輸(株)

何と本日から県庁乗入れ、市内既存バス会社の総本山たる天満屋バスセンターをかすめて通るルートを新設していた。
しまった、県庁ルートに乗るんだった。

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「めぐりん」は公設のコミュニティバスでもなく、自主運行で頑張っている。お客は多いと思えないが、既存ルートの守りだけでなく新規ルートに乗り出すとは 恐れ入った。
これまで岡山駅前への乗入れについて署名運動などに取組んできたが、進展の無いことに業を煮やして、好調のイオンモールへまでの利用も期待できる路線の新設に乗りだしたのかもしれない。

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イオンモール岡山の前。奥の「めぐりん」は教習車。

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本日姫路にて(スルッと KANSAI バスまつり)

今年は広島のバスまつりとバッティングせず、片道約千円で行ける裏技があったので、スルッとKANSAIバスまつりに初めて行ってみた。今朝4時~7時の仮眠の後なので、15時半直前に入場するプランで、体力温存を図る。
最後に展示車パレードというサプライズがあり、勝手知らない姫路のメインストリートでの撮影にチャレンジ。

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これから帰って、2週間後の準備せねばならず、他のレポートは後日ということでご容赦願いたい。(実は裏技は存在しない)

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オープントップバス 近鉄バス(大阪市内定期観光)

昨日、大阪市内某所で偶然、見かけた。「ん? 近鉄バスにWデッカーの貸切がいるんだ。高速バスの転用かな」と思い素通りしようとした。近づくと、屋根にジャバラがあってよく見ると2階屋根が無い! 中国JRの「めいぷるスカイ」と同じオープントップ仕様だったので慌てて撮影した。

近鉄バス 新着情報 2014/05/26 より引用
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平成26年7月10日より、大阪市内の観光スポットを巡る定期観光バスの運行を開始いたします。
このバスは、2階客席の上部が吹き抜けとなっている関西初の2階建てオープンデッキバスで、バスガイドの観光案内を聞きながら、大阪の空気と共に大阪の名所を満喫いただけます。
なお、1日4便運行で、近鉄高速バスセンター(大阪上本町駅)を起終点とし、途中大阪城、中之島、道頓堀、あべのハルカスを経由いたします。
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後から調べると運行開始は7月で、スタッフの習熟運行だろう。公式発表済みなので写真をアップしておく。

「めいぷるスカイ」の場合、屋根カバーは赤色で車体全体も同じ赤なので、カバーの存在自体が気づきにくかった。近鉄車はツートンカラーで、カバーが車体色と異なるので結構目立つ。
カバーを蛇腹折にたたむのは手作業となる推察され、ローテクな方法がとられているようである。

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昔の井笠鉄道バス(その2)

井原自動車営業所2

1987年12月26日 井原自動車営業所にて

スキャナーの清掃が終わったので、再開する。

やんたけ氏のHPによれば、当初は貸切車で、岡山~井原特急線用として後扉を増設されている。広告板が付いており、この時点で特急車として使用されていたと思われる。

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F7409 岡22か450 三菱B907S  S49式  三菱名古屋

おそらく、この時点の最古参の貸切車で、オリジナルの形態を保っている。

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F7514 岡22か1700(再登録) 三菱  S50式  三菱名古屋

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左端 F7514 岡22か1700(再登録) 三菱  S50式  三菱名古屋
右2台は全モノコック車体のセミデッカーであることから、S57頃の三菱MS5(名古屋)と思われる。

この時期はS型セミデッカーを採用しており、いすゞシャーシーもいた。

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F8015    岡22か1538    三菱    K-MS6    S55    富士重工

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左 いすゞV10S(10PA1搭載の CRA)
中 三菱MS5(再登録?)
右 いすゞV10 newpowerZ(再登録?) ISUZUのエンブレムが小さいことからも、S54年式以前では?

今では9m観光車の常識となった、大型観光車用のフルデッカ車体を逆ストレッチした構造の先駆となるモデルである。コンセプトの先進性に加え、今でも通用するデザイン。
V8エンジンの動力性能は必要十分であったが、貸切バスの規制緩和により小規模貸切専業会社が多い時代であれば、いすゞの観光系の劣勢を挽回できたであろう。

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Z8409    岡22か 2165    いすゞ    P-LV217H    S59    川重車体

この時期、井笠鉄道は毎年、富士重工R3型Jベント仕様をを導入している。地方バス会社では、フラッグシップの豪華仕様車を除くとR3型の平面ガラス仕様やR2型を採用する例が多く、井笠の車両ラインナップはオーバークオリティの感がある。
財布の紐の緩い経営姿勢は、四半世紀後にご承知の事態を引き起こすことになる。

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Z8604    岡22か2482    いすゞ    P-LV219S    S61    富士重工

上高地対応と考えられるスタンダードルーフ車。9月登録の最新車であった。

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F8707   岡22か2630    三菱    K-MS725N    S62    富士重工

 

 

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木次線列車代行輸送

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昨年末は木次線の列車代行便に乗車してきた。積雪に伴う、備後落合~出雲横田間のタクシー等による代行運転だ。
前年の2012年末は三江線の社会実験増発バスに乗車しており、冬の青春18きっぷの余剰消化のため、鉄道でないものに乗車することが定着しつつある。

まず、芸備線で三次へ向かう。4両編成のため程よく席が埋まる状況で、2両は年末年始の増結、あるいは運用の関係かもしれない。

駅舎・駅前広場の改良事業に伴い、現駅舎の大部分は建て替えられる模様。何か足りないと思ったら、屋上の駅名看板が撤去されていた。

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南北自由通路は完成している。新駅舎は地上配置となり、駅構内に別途跨線橋が設置される予定。改築の場合、最近は橋上駅舎が主流なので、珍しい。

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以下、自由通路からの眺め。

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備後落合駅。左は芸備線三次からの広島支社、右は新見からの岡山市支社車両。当然、木次線の米子支社車両は来ていない。

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出雲横田駅までの直行便はジャンボタクシー。
各駅停車便は中国JRバスのプレミアム11。2列革張りシート11人乗りの、小型貸切バスとして最上級車。
往路の代行区間の利用客は合計15人ほどで、途中駅での下車客(帰省客ふう)もいた。

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出雲横田駅到着。1934年築の駅舎だが、綺麗に手入れされている。しめ縄は年中掲げられている。

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折り返し備後落合行の代行便に乗車。往路と同様、出雲坂根駅に10分以上、長時間停車する。

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本写真は往路で撮影

復路では三井野原でも時間が余り、小休止。スキー場(現役であり、リフトも稼働している)が徒歩圏にある全国でも希少な駅だけに、代行輸送が始まって10日程度なのに結構な積雪量となっていた。
三井野原の駅舎は可愛らしい色に塗られており、もう少し話題になっていいように思う。

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プレミアム11の車内は暖房が行き渡り、快適だった。床や座席が布張りでないので、雪や濡れた衣服への耐性が強いかもしれない。

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冬季運休は、青春18きっぷの冬季、春季の一部にかかるため、小型タクシーでは輸送力が不足し、ジャンボタクシー、バスの動員となる。負担増はJR泣かせであろう。
ただ、この大晦日ばかりは大部分が帰省客のようで、芸備線の主要駅では出迎えの家族の姿が目立った。木次線も、最盛期には及ばないが20年ほど昔を彷彿とさせる光景であった。

19時前に広島から4両編成の普通列車が三次に到着し、ざっと見て150名前後の乗客が下車した。三次で紅白歌合戦の放送に間に合う最後の列車である。紅組の司会者は地元広島の出身者だが、結果は・・・

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昔の井笠鉄道バス(その1)

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1987年12月26日 井原自動車営業所にて

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Z8502 岡22あ266  いすゞ  ジャーニーQ P-MR112F S60式 北村
(のちに再登録 岡山200あ22)

井笠鉄道バスの廃止時点で真備町内循環バスの予備車であり、27年の経年現役車として有名な存在だったらしい。
左のZ8501と思われる車両は西備養護学校の方向幕を掲出しており、こちらは貸切幕なので、撮影した時点では一般路線車でなく特定用途だった可能性がある。
福山市内のワンコインループバスの専用色に塗り替えられ、その後、井笠のオリジナル色に戻されている。この写真はほぼオリジナルの外観と見られ、WEB上の近年の写真から確認したところ、ワンコインバスの時点で扉横サボが小型化され、インターホンが追加されている。

井笠鉄道バスの写真を撮った回数を数えたら、合計10日に満たないことがわかった。居住地と同じ県内にあり、福山駅・笠岡駅を快速や普通列車で通過した回数は数知れないのに・・・

続きの写真をアップしようとしたら、スキャナガラス面の内側に蒸着したグリスが写り込んでいることがわかった。フィルムスキャンの場合は、ピント位置がガラス面から離れているので騙し騙し使用できるが、プリント写真のスキャンは当面中止。続きは、スキャナーの清掃が終わるまでお待ち頂きたい。

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