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周南市循環バス「ぐるぐる」 2013年3月限りで廃止

「街なかふれあいバス・ぐるぐる」の来年3月末の運行終了が、今年8月の中国新聞で報道されている。周南市や徳山商工会議所(運行主体である周南市中心市街地活性化協議会の事務局)のHPでアナウンスされておらず、危うく見逃すところだった。
徳山市のコミュニティバスとして、2001(H13).4.28の運行開始。確か地元の商店会の自主運行が前身で、今でも車両は徳山商店連合協同組合の所有という。車両が93年式と古く、車両更新の時期を迎えたが利用客が少なく予算がつかないことが廃止の理由とされている。
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バスはバリアフリー未対応の日野レインボーRB。外観もさることながら内装は凝っていて、高速バス並みの贅沢な座席や可愛らしい動物のイラストがあり、導入当時の意気込みが感じられる。動物は市立動物園の人気者たちだろうか。
コンセプトを踏襲した2代目の登場が期待されたが、夢となってしまった。
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徳山の平坦地の狭い範囲を回り、同じ時期に循環バスを開始した萩のような観光地もない。運行間隔は1時間で、途中で交差する一般路線の方が頻繁に走っている。
徳山駅の自由地下道を歩けば6~7分で着きそうな徳山港へわざわざ立ち寄る。徳山駅橋上化が2015年度に完成すればエレベーターによる駅表・裏のバリアフリー化が実現し、これを待たずに街なかふれあいバスを廃止するのはちぐはぐな印象も受ける。
周南市は、徳山駅舎の改築を進めるとともに、今年、駅ビル建て替えの方針を固めた。自治体によるハコモノ整備が厳選される時代に、JR駅を軸とした中心市街地への集中投資に舵を切ったのである。
 
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閉店セールの始まった近鉄松下百貨店2012.12撮影(☆2013.1.11追加)
その矢先、山口県東部唯一の百貨店で徳山駅近くの近鉄松下の来年2月限りの閉店が決まった。代わりに営業する商業施設の予定は今のところ無く、中心市街地活性化のシナリオに狂いが生じ始めた。そして「ぐるぐる」も、ひっそりと運行を終えようとしている。
お客の中年の女性が「近鉄松下が無くなると困る。滅多に買物しないけど。」と言っていた。どこかで同じ台詞を聞いたことがある。
まちづくりの成功は、この矛盾をどうやって解決するかに掛かっていると思う。
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